創立50周年を記念しまして、「令和の折込広告展」を開催します。
~珠玉の広告コレクション~増田コレクションを3Dバーチャルギャラリー内で展示をします。
故増田太次郎氏(平成2年〈1990年〉85歳で逝去。オリコミサービス顧問)が収集した江戸時代初期から昭和に至るまでの膨大な引札や古いチラシのコレクションは、日本の広告資料の一部です。
「折込広告展」は、1976年(昭和51年)11月24日から30日まで、東京・銀座の伊東屋において、弊社が主催し開催されました。
折込広告の展覧会としては日本で初めての試みとなりました。
開催中、多くの若者が来場し、興味深そうに展示品を回ってみたということでした。この様子はNHKでも取り上げられ、社会的にも関心の高いものとして捉えられました。
今回、新聞折込広告を見直す機会として、多くの方に増田コレクションを知っていただきたく、3Dバーチャルギャラリー内での開催に至りました。
増田コレクションは、総数約16,500点、その中で主要な8,400点がデータベース化されています。
今回その中から、約280点を1年間かけてご紹介させていただきます。
江戸時代から昭和に至るまで、新聞折込広告の歴史を画像でお届けします。
会期:2023年3月1日から2024年2月29日
開催場所:https://sv72.3d-gallery.net/?uid=NPk5HGL6yi2Fyz
増田氏は1905年(明治38年)、静岡県焼津市生まれ。戦後、雑誌「宣伝」を主宰して宣伝広告コンサルタント業に携わる傍ら、日本宣伝広告史の研究をライフワークとし、その研究のため宣伝広告資料の収集を行いました。 当社創業者である斎藤岩次郎とは昭和20年代初めごろからのおつきあいで、その縁から当社の顧問にもなっていただき、ひいてはコレクションを譲り受けることとなりました。歴史的にも価値のある資料が多く、増田氏の遺志を継いで現在は、大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館(東京都立川市)に寄託しています。